高速エミュレーション機能は Power Macintosh□ でのみ使用できます。PowerPC 601、603、604 、740、750(G3)の各マイクロプロセッサでのみ使用可能です。680x0 プロッセッサで起動した場合この機能は無効となります。
高速ディスクパフォーマンスについて
Mac OS 8.1 以降では高速ディスクパフォーマンスは必要ないため、起動時に自動的にオフになります。これは Mac OS 8.1 のファイルシステムキャッシュの再設計の結果、高速ディスクパフォーマンスと同等かそれ以上のパフォーマンスを示すようになったためです。なお、漢字 Talk 7.5.5、7.6、7.6.1、8.0 では変わりなく使用できます。
Speed Doubler 8 の高速ファイルコピー機能を使用するには、AppleScript がインストールされている必要があります。AppleScript は、Speed Doubler 8 が対応するすべてのバージョンの Mac OS インストールでデフォルトでインストールされます。
漢字 Talk 7.5.5、Mac OS 7.6.x においては control キー、Mac OS 8 においては shift キーをそれぞれ押すことによって、Speed Doubler 8 の高速ファイルコピー機能やスピード削除を一時的に停止し、通常の Finder によるコピーや複製、削除をすることができます。
Finder での操作と同様、デスクトップにフォルダのコピー(または、高速置換や同期)を行う際は、あるボリュームにあるフォルダをデスクトップへ、またはデスクトップからそのフォルダが属しているボリュームへドラッグ&ドロップしても、それは移動であり、コピーではありません。このような場合の移動では、「高速置換」や「同期」ボタンのない「この場所に[フォルダ名]という名前のフォルダがすでに存在します。」というダイアログが表示されます。移動ではなくコピーを実行するには、フォルダをドラッグする際に、option キーを押したままにします。
システムフォルダへのファイルのコピーでは常に Finder のコピーが動作します。これは、ファイルをシステムフォルダへコピーする際、ファイルの種類によって自動的に保存先が判断されるためです。
カスタムアイコン付きのファイルをコピーしたとき、アイコンがすぐに表示されないことがあります。これは Finder がファイルのコピーが終わる前にファイルの情報を読んだ可能性があるためです。Finder はファイルのコピーが終了したことに気付くのに少し時間がかかりますが、最終的にはカスタムアイコンは表示されます。
Mac OS 7.x において、ヘルプメニューはアイコンで表示されます。キーボードパワー機能を使ってこのメニューを表示するには、キーボードパワーで設定したキーの組み合わせとクエスチョンマーク(?)を押します。キーボードパワーのデフォルトの設定では、control + shift + ? です。
Mac OS 8 またはアピアランスマネージャがインストールされている Mac OS 7.x において、「アピアランス」コントロールパネルの“システム全体をプラチナ調にする”がチェックされていないと、アピアランスマネージャに対応していないアプリケーションの使用時、ヘルプメニューはアイコンで表示されます。この場合も、上記の方法で、キーボードパワー機能でヘルプメニューを表示させることができます。
Speed Doubler 8 のホットキー機能を使用して Mac OS 7.x 上でファイルを開くには、AppleScript と Finder スクリプティング機能拡張がインストールされている必要があります。AppleScript と Finder スクリプティング機能拡張は、Speed Doubler 8 が対応するすべての Mac OS 7.x でデフォルトでインストールされています。
ホットキーは、アプリケーションがキーストロークを受け取る前にそれを遮断してしまいます。アプリケーションが使用するのと同じキーの組み合わせをホットキーに割り当てると、ホットキーがそのキー入力を先に捕まえて設定された操作を実行してしまい、アプリケーションにそのキーストロークは到達しません。例えば、ホットキーに command + D を割り当て、現在の日付の入力を設定したとします。Finder で command + D はファイルの複製です。Finder で command + D を入力しても、見た目には何も起こりません。しかしこの時、ホットキーは入力されたキーストロークを元に、現在の日付を入力しようとしています。このようなことを避けるため、他のアプリケーションで使用されているキーの組み合わせをホットキーに割り当てないようにしてください。
Mac OS 8 以降でファイル検索において、リモートボリュームをマウントするホットキーを使用するとボリュームマウントダイアログの通常はテキストフィールドのところに上下矢印が現れることがあります。これは、ファイル検索が使用している上下矢印カスタムコントロールの ID とアピアランスマネージャのテキストコントロールの ID が同じであることが原因です。この問題を解決するには、リモートボリュームをマウントするホットキーを使用する前に、デスクトップをクリックして Finder に切り替えてください。
・ APS PowerToolsェ
・ Casablanca Works Drive7ェ
APS PowerTools および Casablanca Works Drive7 をご使用の方は、これらのドライブのキャッシュ機能を無効にしてください(各ドライバの「ドライバキャッシュを使用しない」設定を使います)。さらに“システムキャッシュを無効にする”をチェックしない状態のままにしておきます。これら設定を行わないと、高速ディスクパフォーマンスとドライバのキャッシュ設定が両方とも有効になって、ドライブの性能が低下していまいます。
・ Click, there it is
高速エミュレーションとの互換性のため、シェアウェアソフトの"Click, there it is"を使用する場合はバージョン 1.0.6 以降をご使用ください。
高速エミュレーションとの互換性のため、Momentum Port Juggler を使用する場合はバージョン 3.0 以降をご使用ください。
・ Netscape Communicatorェ
Netscape Communicator の「デフォルトで、メッセージに HTML を使用する」が無効になっていると、ホットキーを使用してテキストの入力を実行した際、文字が抜けてしまう場合があります。この問題を回避するには、「デフォルトで、メッセージに HTML を使用する」オプションを選択するか、ホットキーに command キーを使用しないようにします。
キーボードパワーで矢印キーを使用して WYSIWYG メニューを開くと、カーソルが固まることがあります。Now Menu 4.0 または 4.0.1 とキーボードパワーを併せてご使用になる場合、スクロールするほどメニュー項目が多いとキーボードパワーが正しい項目を選択しないことがあります。コンフリクトを防ぐために、WYSIWYG メニューやスクロールするほど項目が多い Now Menu には、キーボードパワーを使用しないでください。